表粋会、最近の活動のご報告です。
8月に「第3回 掛軸と絵画の未来展」が無事に終了し、
9月はその総括を行いました。
次回の未来展をどのようなかたちで開催するのか、
詳細が決まりましたら、改めてご報告致します。
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並行して、9月からは、
例年、表粋会で表装を担当させていただいている、
泉社中書道展のお仕立て作業に取り掛かりました。
各作品に表具師1名が付き、責任をもって表装します。
マスミ東京さんのご協力のもと、
多種多様な裂地を組み合わせて、
作品に最適な表装をご提案し、
採用いただいたデザインに仕立てていきます。
完成した掛軸・額・パネルは、
会員間の厳しい目で検品。
作品の配置や、柄の見え具合など、
デザインした意図を聞き取りつつ、
自分だったらどのように表装したか
考えを巡らします。
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そんなこんなを経まして、
「泉社中 秋の書道展」
2022/11/10〜11/16、
ゆめりあ7階ギャラリー(練馬区東大泉1-29-1)
にて開催となりました。
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いずれの「書」もとても個性的で、遊び心があり、
思わず見入ってしまいます。
表装の方も、普通の書道展では、
まず見ることのできない特徴ある裂、
そんな裂と裂の組合せです。
本紙の配置やパネルの形も
かなりのオリジナリティ。
魅力ある作品を、より素敵に見せる上で
表具師の技術・経験・感性は必ずお力になると思います。
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以上、表粋会の近況報告でした。
また次回のご報告をお楽しみに。