第3回掛軸と絵画の未来展、
着々と進んでおります。
先日は、作画を担当した学生さんと表具師の打合せが行われました。
(密を避けるため、数日に分けて実施しました。)
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我々表具師が普段手掛ける掛軸のお仕立ての場合、
ご依頼主さんから、どのような仕立てにしたいか
寸法や色・柄など、指定を受けることがほとんどです。
(稀に完全にお任せという方もいらっしゃいます。)
しかし、掛軸と絵画の未来展の場合、
画が画家さんにとっての作品であるのと同時に、
表具(軸装)については、表具師の作品でもあります。
そのため、画をお預かりして以降、
どのような掛軸に仕立てるかは
表具師の裁量で、感性を最大限発揮するところとなります。
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とはいえ、表具師の勝手な画の解釈で軸装を進める訳にはいきません。
まずは、画家さんが、どのような意図や想いで描いた画なのか、
それをご本人の口から聞いて、作品をしっかりと理解することが
より良い掛軸への第一歩となります。
そのような訳で、この「意匠打合せ」が実施されています。
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過去2回の未来展もそうでしたが、今回参加される学生さんも
自分の作品を掛軸に仕立てた経験が無い方が大半です。
自分が描いた画が、さらに誰かの手にかかって掛軸という
一つの作品として完成する、というのは
とても不思議な感覚で新鮮、というお話も聞けました。
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引き続き当ブログでは
第3回掛軸と絵画の未来展の進捗をご報告してまいりますので
どうぞご期待ください。
中々和室がなく掛け軸や日本画を飾る機会がありません。洋間にも似合う掛け軸とかみたいです
コメントありがとうございます。
伝統技術を守りつつも、床の間を離れて現代の空間にも映える掛軸、が未来展の目指すところです。
どうぞご期待ください。