糊炊き
「古糊(ふるのり)作り」
大寒の頃、皆で集まり、昔ながらの製法で表具に使用する糊を炊きます。小麦澱粉を大鍋で煮て新糊を作ります。それを甕で5年以上年寝かせると「古糊」になります。
この糊は接着力が弱い為、掛物が柔らかい仕上がりになります。

研修会
「関連分野の探求」
表具に関係する他の匠の技術についても研究を行っています。近年では、表具には欠かせない材料である紙と裂にまつわる技術の体験を行いました。

表装展
「職人の技と想い」
表具とは書画を守り、装うことです。制約の多い中でいかにその書画にふさわしい表装をするか。日ごろの想いを込めて表具師自らが選んだ書画をオリジナリティ豊かな作品に仕立て披露します。

実験・研究
「試して合点がいく」
同じ裂を湿り具合の条件を変えて「裏打ち」をし、裂の風合い、縮み具合などを確かめる
実験をしました。日ごろの経験が「裏づけ」された結果となりました。