今月2回目の表粋会。
今回は「第3回 掛軸と絵画の未来展」に向けての
準備作業を行いました。
今回の未来展、前回・前々回とは異なり、
横浜にある三溪園さんとの協働企画。
もちろん会場も三溪園での開催です。
しかも会期は、2022年8月13日~8月21日。
夏休み・お盆休みで、多くの来園が見込まれる時期です。
気づけば、会期まで4ヶ月を切っており、
会員各々の掛軸制作も順調に(?)進んでおります。
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さて、今回の主会場となる三溪園の鶴翔閣は、
展覧会・作品展用の施設ではないため、
掛軸を展示するための壁の製作が必要となります。
今回の表粋会はその展示用パネル作りの初回でした。
その様子をご報告します。
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材料を前に、どのようなパネルにするか、作業をどう進めるか協議。
今回のパネルは、表具師が日ごろ手掛けている襖に
近い造りとすることにしています。
骨や下張り、上張りも襖で使用する材料を用います。
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襖の下張りと同じように作業を進めていきます。
慣れた手つき。
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通常、表具師が襖の作業をする際は、
たいてい一人で作業を行いますが、
今日は特別に、複数人で一つの襖に取り掛かります。
糊付けもみんなで。
紙を置くときもみんなで。
撫ぜるのもみんなで。
いつもは、誰かの作業を真剣に見守ることが多い表粋会ですが、
今日は皆、作業に没頭。いつもと違う不思議な活気があります。
計画以上の速さで作業を進めることができました。
また今後、袋張りや、上張りの作業も進めていくことに
なりますので、その様子もご報告致します。
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